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UNDER THE BRIDGE DIARY Since 2007 11/29 ~堕落した人間の生活とお手紙・コメントへのお返事~
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どうもこんばんは
本日は我らが今日子さんのお誕生日ですね★
ということで日にちが変わらないうちにお話し作成頑張ります!







SSS<誕生日なんて大嫌い>





子どもの頃は、「お誕生会」が大好きであった。
多くの友達と楽しいティーパーティーをし、
夜になると親や親せきが自分をお祝いしてくれる。
一年に一度、自分が主役になれる日。
ちょっとくらいの我儘もお誕生日だからで済まされる。
だからお誕生日が近付くとわくわくしていた。

しかし、今年は違った。
いや、「今年から」と言ったら良いであろう。

こんなにも誕生日が来るのが嫌なものかと自分でも驚いた。
それもこれも皆、私が16歳だから。

16歳、女性は結婚が出来る。
つまり、私は「葵」の「商品」となった。
今までは毎年誕生会になると来てくれた遠縁の彼らや、
親の知り合いや友達の子どもたちの誰か一人が、
「お友達」から「夫」になる可能性が出てきたのである。


毎年のお誕生会ではドレスを着ていた。
なのに、今年は周りが「もう高校生だから和装に」といった。
そこに意味があったと気がついたのは確か広間の扉を開けて、
今まで「お友達」だった彼らのギラついた目を見てしまった時だった。

その瞬間、先月先に誕生日を迎えたクラスメイトの少女が、
突然「いいなずけ」だといって男性を紹介された話を思い出した。

彼女は今までそのような話を聞いたこともなかった。
なのに、初めて会ったその未来の「夫」が式の話や、
結婚後の話を楽しそうに話す姿に正直、
「絶望」を覚えたと言っていたのが印象的であった。
まったくもって好みでもない男性と結婚生活を送らなくてはならないなんて。
私はもっと自分でやりたいことがあるのに。
私は何のために生まれてきたのか。
たしかそんなことを言っていたはずである。


まさに私も同じような感覚と言っても良いだろうか。
違うのはその相手がまだ誰か決まっていないこと。

決めるのは私。
選ばれるのは彼らの中の一人。
昔から毎年決まった同じ日にのみ来る彼ら。
決めるのは私。
決まってしまう私の運命。
そして「葵」の未来。

誰を選べばよいのか・・・・・・彼らのギラりとした目が私を見ている。



それともまだ見ぬ誰かなのか・・・
もしかしたら、中学時代あった兄弟校の学生交流会であった彼らの中かもしれない。
どちらにしても「葵」の将来は私が握っているのか彼らが握っているのか・・・






私もまた、軽い「絶望」を覚えた。
誕生日なんて大嫌いだ。



END



ついに今日子さんが解禁ですよ!奥さん!
(結婚するという)親の同意があれば(結婚していればか?)いろいろと解禁してもよいのですよ!グヘヘ

と言っても、現実は別ですね。
今日子さんが解禁となれば男たちも動き方が変わるでしょう。
ちなみに中学時代の~の学生さんは皆様のご想像にお任せいたします。
どう考えても実年齢で考えると今日子さんが辛い気持ちになってしまう…。










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